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 魔法少女まどかマギカ全12話視聴了。
 以下分析したものなので興味のある方はどうぞ。
 ネタバレ注意。
 基本的に暗い魔女アニメ。プリキュアとかおジャ魔女どれみとかではない。
 友情モノかと思いきや、12話中で魔法少女5人のうち3人は死に1人は次元を超える(笑)
表面的には、契約を元に魔法少女という非日常の力を手に入れる代わりに、魔女が見えるようになって魂を奪われるという設定。
 契約にはきゅぅべぇという時空を超えた存在が介在し、後半にはインキュベーター(孵卵器)と呼ばれるが始終謎である。
 最終話で魔法少女たちは解放されるが、その代わりの世界が展開される。

 構造的には、ドラえもんのような、異世界の介在者による日常世界の変容でしかないのだが、少女があっけなく死んだり魔女になったりするので衝撃的ではある。怒りや憎しみの感情がエネルギーに変換されるという要素が説明に使われるが、エントロピーやら時空間の歪みなど中途半端な物理(法則)が織り込まれ、なんとか物理的に説明しようとしている。
 また、暁実ほむらに「時間遡行者」としての時間的広がりを持たせ、この時間に辿り着くまでに繰り返してきたという設定はトリックスターそのものであり、面白いところだ。
 (この世界においてルールを規定しているのはきゅぅべぇであり、ソウルジェムという名の卵を孵化=破滅させるための仲介・翻訳者であるのでトリックスターではない)

 選ばれた少女にしか見えない世界で完結し、彼女たちは現実世界から切り離され、新しい世界に埋没してしまう。
 それが魔女の世界であり、ある意味で不死の(時間のない)世界である。
 魔法少女と呼んでいるが結局は魔女のことであり、最終的な救いとなるのは人の愛という極めてキリスト教的な解釈と言える。西洋の概念である魔女を解釈するのに、非キリスト教的な世界から説明を加えたもののひとつになるだろうが、12話の中ではどうしても説明不足になり、最終的に論理的飛躍を必要としてしまう。
 また、大人の見えない世界を見ることのできる処女性のシャーマンという解釈も可能だろうと思うが、穢れを溜めていく魔法少女が魔女になってしまうのは、単に大人になることの隠喩ではないだろう。

 結局、祈りや願いによる契約や怒りや憎しみによる穢れといったルールを、概念的にひっくり返しただけの話であり、ルール変更を直接的に少女達に語らせるのは手法としてやや拙い。
 「まどかが概念になった」のではなく、概念が言語化されただけのこと。突拍子もないストーリーとは裏腹に、構造的には割とシンプルで、あまり深みのないアニメである。
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2014.07.28 | daily(日々雑記) | トラックバック(0) | コメント(0) |












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